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執筆者の写真HARUNA

のし餅作りのお手伝い!/年末のご挨拶

更新日:2022年12月29日

こんにちは、プチファーマーズのHARUNAです。

年内最後のプチファーマーズ納め。

ガバレ農場さん@埼玉県鴻巣市ののし餅作りのお手伝いに参加してきました。


ちょっと早めの朝9:00集合。

到着すると、すでに大きな竈にお米がセッティングされていました!

素敵なお道具。


前々日から浸水しているという玄米と、前日から浸水しているという白米、

2種類のお米をつかって、玄米ののし餅と白米ののし餅を作ります。


お米を蒸している間は、コーヒーブレイク。


お米が蒸し終わったら、お餅つき開始です!

餅つき機はこちらの機械!レトロでかわいい♪


蒸したもち米を入れると、にゅるにゅるとおもちが出てきます!

それをのし餅用の袋でキャッチしまして・・・


綿棒でのす!


すごいペースでできあがってくるので、けっこう忙しく、みんなでせっせとのします。


こののし餅が固まったら、包丁で切れ目を入れて、バリっと割ると、いつも私たちが食べている四角い掌サイズのお餅になります。

お餅は糖分の塊なので、カビちゃんも大好物♡ということで、切り分けたら要冷蔵で早めに食べましょう!とのことでしたが、この袋に入れたまま、切らずに冷蔵庫で保存しておけば、去年の今頃に仕込んだのし餅が、今でも食べられるくらいのピカピカを保っているそうです。

おいしいお餅だからこそ、ちゃんと最後まで食べられるように、しっかり保存の知恵ももっておきたいですね!

そして、スーパーで売ってる切り分けて食べやすいサイズの餅が、ちゃんとピカピカを保ってるのは、本当にすごい、日本の包装技術と企業努力だなと思いました。


白米ののし餅作りがひと段落したので、我々の試食タイム開始です。


大福、からみもち、きなこもちの3種類を、ガバレ農場さんがご準備くださいました^^

大福づくりが結構難しいです。


4つ目くらいで、上手に丸くできました!


みんなで食べて、


玄米を蒸しながらあったまったら、


玄米餅づくり開始です!

玄米餅はプチプチとした食感がおいしいのですが、プチプチの食感が残りすぎると歯触りが悪いので、1回目はボウルに出して、さらにそれをもう一度つきます。


そしてどんどんのします。

白米ののし餅と、玄米ののし餅の色の違いがわかりますか?


完成でーす!たくさん作りました!


今回使った白米、玄米ともに、無農薬・無化学肥料で栽培されています。 我が家もガバレさんのお米にお世話になっており、この暑い関東でよく無農薬でできるなぁと毎年感心していているのですが、アイガモ農法という農法で、アイガモちゃんたちが活躍しています。


アイガモが水田を泳いでおり、雑草や小さな虫を食べてくれます。 また、アイガモの糞が肥料となり、かつアイガモが動き回ってくれることでいつも水が濁り、雑草の光合成ができず育ちにくい環境となります。

※写真は、ガバレ農場さんの紹介サイトよりお借りしました。

と、ここまでは知っていたのですが、今回さらに詳しくお聞きすることができました。


ガバレ農場さんでは、毎年のイベントで、鴨に感謝して鴨をいただく「鴨の会」を開催しています。

ガバレ農場では、1996年より毎年冬に「鴨鍋の会」を開いています。参加する皆さんに「食べる」ということの意味をもう一度良く考えてもらうことが目的です。日本では、スーパーに行けばきれいにパック詰めされた肉が所狭しと並んでいますが、その肉がどうやってそこまで運ばれてきたかを考えることはありません。鶏を絞めて、解体してみると、ささみがたった2本しか取れないことに改めて気づかされます。スーパーのお徳用パックの10本入りのささみには5つもの命が関わっているということが、あらためてわかるのです。アジアやアフリカの農村に行くと、大切なお客さんが来たときは、庭で走り回っていた鶏がスープの具などとなって出てきます。自分の親がそうして鶏をさばくのを子どもたちは見ていて、ごく自然に鶏の捌き方を覚えていきます。そして、大切な人をもてなす気持ちや食べるという行為の意味を知っていくのです。私たちの暮らしは、いろいろなつながりが見えにくく、お金を出せば欲しい物は買うことができ、いらなくなったら捨ててしまう。その前後を見ようとしなければ、それですんでしまう社会です。でも、本当にそれでいいのでしょうか。子どもたちに、自分たちが生きていることの確かさを伝えたい。多くの人たちと「暮らし」や「生きる」ということの意味を共有したい。そんな思いで毎年鴨の会を開いています

アイガモって毎年入れ替え制なんですね。

2年目も同じ鴨ちゃんたちにお世話になれないものかときいたところ、身体が大きくなると稲をなぎたおしてしまうので、毎年ひよこから仕入れることが必要だそうです。


また、アイガモを田んぼから引き上げるタイミングもとっても大事!

アイガモは虫や雑草を食べるのでずっと下を向いて泳いでいますが、ある日を境に上を向き始める。

それは稲に穂がついたタイミング。

そしてその稲穂のおいしさに気付いてしまうとアウト、すべての稲穂を食い尽くしてしまいます。

そのため、稲に穂が付き始めるのを見計らって、田んぼから引きあげるそうです。

(ガバレさんの鴨ちゃんたちは、ビニールハウスに移され、そこで一定期間生活して糞をおとし、ハウス内の土を肥沃にするという次の役目を経て、鴨の会にエントリーとなります)


最初はエサの食べ方を覚えさせるために、エサをあげるなどの世話をしたり、

せっかく育てた鴨たちがある日タヌキに襲われることもあるし、

今年の酷暑で数十匹単位で死んでしまったという話も聞きました。

アイガモ農法、奥深いです。


活躍してくれたアイガモたちにも感謝しながら、のし餅をいただきたいと思います。


ガバレ農場さん、のし餅づくりに参加させていただき、ありがとうございました!


そして今回ご一緒させていただいた

・行田市のLemon cafeさん(@lemon_cafe_lemon__cafe)

・埼玉県北部で農薬や化学肥料に頼らずに生産されてる農家さんから野菜を仕入れて移動販売しているBIO八百屋蝶てふてふさん(@w.d_craft)


お2人のもとにいけば、ガバレ農場さんのお野菜を食べられる!買える!

ので、ぜひぜひ行ってみてください。


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今年4月にプチファーマーズの活動をはじめ、のべ70名以上の方にご参加いただきました!

ありがとうございました。


農家さんの本場の畑仕事をお手伝いさせていただき、毎回色々なことを教えていただきました。

本当に、今手元にある食べものはあたりまえじゃないし、

自然の恵みと、そして農家さんの知恵と努力があってのもので、しっかり感謝していただきたいと、あらためて思いました。


来年は、引き続き畑仕事の企画を続けつつ、

畑情報をもっと多くの人に伝えていけるように、プチファーマーズでお世話になっている農家さんの農作物を使った商品をリリースしていきたいと意気込んでいます。

第一弾として、手作り味噌作りキットを年明けにリリースしますので、楽しみにお待ちくださいね♪


あらためまして、今年プチファーマーズにご参加くださったみなさま、プチファーマーズを支えてくださったみなさま、大変お世話になりました。

どうぞ良いお年をお迎えください。


来年もよろしくお願いいたします!



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