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執筆者の写真HARUNA

夏野菜の収穫&出荷のお手伝い


夏野菜の収穫&出荷のお手伝いに行ってきました!


まずはイタリアン白ナス。みたことありますか?


加熱するととろっとろになる品種のナスです。

「白で傷が目立っちゃうから、普通はあんまりやりたがらなくて、僕たちみたいなちょっと変わり者の農家に栽培依頼がまわってくるんですよね~」と金子さん。

大雨のあとで急に肥大化したそうで、まるまると大きな実をたくさん収穫しました。


続いてピーマンの収穫。

ナスもトマトもピーマンもそうですが、夏の果菜類のお野菜たちは、上に伸びながらどんどん実をつけていきます。

実も下の方からつきはじめて、伸びたところに、徐々に上に上にと次々に実っていきます。

上手く収穫し続けるために、上に伸びるエネルギーも必要なので、最初の方の実は多少小さくても収穫してしまったほうが良いそうです。

実だけにエネルギーが集中することなく、伸びる方にもエネルギーを使うことができます。


ピーマンは今日が初収穫というタイミングだったので、ミッションは、多少小さくてもとにかく収穫すること。

しっかり成長するんだよ~という気持ちをこめて、小さい実も含めて収穫しました!


続いてこちら、サンマリツァーノリゼルバというトマトの収穫です。

加熱用トマトで、これでトマトソースを作ると絶品で、一度食べると「今年もあのトマト待ってるね!」になる、ファンの多いトマトです。(が、名前をなかなか覚えてもらえず、あの長い名前のおいしいトマト!と呼ばれることが多い)


カゴを3つ腰につけて、A・B・Cの選別をしながら収穫します。


午前中で収穫を終え、お昼休憩です。

お昼は、ごろごろいろいろ夏野菜のパスタを作っていただきました!

具だくさんすぎて、パスタが見えません。

白ナスはとろとろ、サンマリツァーノリゼルバで良い旨味と酸味が出て、ロマネスコ(古代種のズッキーニ。売り物ではなく自給菜園の畑からとってきました)が個性発揮!

塩だけでこんなにおいしい!ってよくテレビのロケとかで野菜収穫した芸能人が言ってますが、まさにそんなかんじ。

塩だけで超美味しかったです。


午後は出荷準備のために、仕分けと袋詰め・箱詰めのお手伝いをしました。

白ナスは、180g~350gという出荷規格があるので、その範囲内におさまっているかどうか、タオルでキレイにふきながら、計量します。

この子は、ギリギリ重量オーバーで出荷できなかったかわいそうな白ナスちゃん。


上限350gが厳しくて、今回のナスは大雨の影響でちょっと見ないうちに肥大化したものが多く、ここでかなりの数が規格外になってしまいました。

さらに、大雨の影響で額が茶色くなってしまっているものが多く、そういった白ナスもはじくと、残念ながら出荷できたのは、収穫した白ナスの半分以上が規格外となってしまいました・・・


続いて、サンマリツァーノリゼルバです。

収穫の際に選別はしたものの、高級品種のトマトなので、A品を念のためさらにチェックします。

上の方に少しでも割れや茶色い筋のようなものがはいっていたら、B品にします。


アブラムシが吸うとポツンと小さな斑点ができるのですが、それがあってもB品になるので、それもさらに厳しくチェックしていきます。


出荷前の選別とチェックで、収穫くらいの時間がかかりました。

加熱加工用のトマトなんだから、そんなに細かいところチェックしないでもいいんじゃないかなぁと思ってしまったので聞いてみると、

「今は小さく見える傷でも、この傷が原因で輸送中にそこから傷んでしまったりすることもあるので、念には念を入れてチェックしてます」とのことでした。


そしてピーマンは小さすぎて、残念ながら規格外で出荷できずでした。


本日出荷できなかったのは、白ナス1カゴ分、ピーマン、サンマリツァーノリゼルバのB品。

かなりの量の規格外品が出てしまったので、金子さんが各所に電話して、規格外でも取り扱ってもらえるか聞いて回ります。

「農家の一番手間がかかるのは、この営業活動かもです」と金子さん。

とはいえ、卸先に持ち込むのに往復で2時間かかるなどの手間も考慮すると、出荷しないほうがいい場合もあったりします。

個人で消費できる量には限界があるのですが、少しだけサンマリツァーノリゼルバのB品を購入を申し出ましたが、ひと家族で消費できる量には限界があり、全量引き取れないのがもどかしいところです。


やっぱり手伝って初めてみえてくることがあります。

手紙旅行社という、色々な仕事を体験できるサービスがありますが、それの農業バージョンがプチファーマーズかもしれません。


さて、最後に夏の畑仕事のお手伝いの宣伝をすこし。

おいしいお土産をいただける可能性がとてもとても高いです!

今回は出荷できなかった野菜たちをたくさん分けていただきました。

うれしい~~~~~~!


プチファーマーズでは、お手伝いの代わりにお土産を持って帰っていただくことを当初サービスベースとして考えていましたが、端境期といって野菜がとれない時期(春や秋)があるので、そのお約束はしないことにした。

でも、野菜がわんさか穫れる時期にお手伝いに行けば、かなりの確率でお土産は期待しても良いのかな?!と思ってます。

※余談ですが、端境期でもスーパーに並ぶお野菜の数が減る感じがしないのは、色々な技術を駆使しているからです。オーガニックの農家さんももちろん工夫はされていますが、なるべく自然の力を使って作物を育てる姿勢の方が多いので、どうしても野菜が少なくなる時期がでてくる、ということです。


通っているうちに、お野菜がわんさか穫れる時期と、そうでない時期がわかってくると思うので、ぜひ通年で畑に通ってみてくださいね~^^


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