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  • 執筆者の写真HARUNA

ケール復活 畑仕事のお手伝いレポート@埼玉県ときがわ町

こんにちは、PETIT FARMERS(プチファーマーズ)のHARUNAです。


まだまだ暑い!30℃超え!

LOVE LIFE FARM@埼玉県ときがわ町にて、ケール復活のお手伝いをしてきました。


各農家さんから、この夏の猛暑の結果、、、全然野菜が順調に育たない!という声を聞きます。

特に人参と大根はかなり厳しい、と。

私の家庭菜園の大根も、9月5日に種まきし、現時点で全滅しております。


2023年9月29日の朝のNHKより。真夏日の多い今年。


さて、真夏日が多いとどうなるかというと・・・


9月上旬に苗植えしたケール、本来はこうなっててほしい理想。


けれど、現実はコチラ。


葉っぱが無ーーーーい!!!


この暑さで何がおきているかというと、成長の軌道にのるまで、3関門を突破しないといけません。

①種が発芽しない(暑すぎだから)

②発芽しても焼けてしまう(暑すぎだから)

③無事育っても虫に食べられてしまう(暑すぎだから)


ケールは①②の関門は突破しましたが、③の虫にやられた状態です。


葉っぱを食べる虫は大きく分けると

∟ちょうちょなど飛ぶ系の虫

∟ヨトウムシなど地を這う系の虫

に分かれます。


暑さに加え、雨が降らないことが影響しているそうです。

気温が下がれば、涼しい時間帯は虫が活動しないので、害を受ける時間が短くなります。

また、雨が降ると、ちょうちょなど飛ぶ系の虫は雨に打たれて死んだり、死なないにしても純粋に飛べずにじっとしている時間が長くなるので、あまり葉っぱが食われずにすむ。

ヨトウムシなど地を這う系の虫も、雨が降れば水没して死んだり、ケールから叩き落されたりします。


・暑い時期が長い=虫たちの活動時間(葉っぱを食べる時間)が長い

・雨が降らない=虫たちの虫たちの活動時間(葉っぱを食べる時間)が長い+死なない

ということで、こんなに全滅するまで食われます。


作業中に出会った虫たちは、申し訳ないですがすべてしらみつぶしに・・・ひねりました。

生かしておくと、子供が生まれて再生産されますので。ごめんね。


これがヨトウムシ。


そしてこれがチョウチョになる前のアオムシ。


この子たちを生かしておくと、1匹あたりケール3つ分くらいを食べきるそうです。

いろんなトラップは仕掛けてありますが、トラップの数より虫の数が多い現状です。


ここに埋まっているのが米ぬかトラップ。

虫たちの大好物ですが、これを食べに紙コップの中に落ちると、深いので這い上がってこれない。

さらに、米ぬかが大好物なくせに、食べるとおなかを壊して死んでしまうという仕掛けです。


これは苗を1本1本ペットボトルで囲っていて、この高さのツルツルの壁があると、虫はケールを登れません。


というわけで、葉っぱをすべて食べられてしまったケールを抜き、新しい苗を植えるという作業のお手伝いをしました。


ちなみにケールたちの生命力はすばらしいです。

食われた3本の茎の付け根のところから、新芽が出ているのが見えますか?

こういった株は復活の兆しあり、ということで、残しておき、

もうどうにもならないであろうこういう株は引き抜いて、新たな苗を植えていきます。


これが数百株あるので、おそろしい量です・・・


暑いので休憩しながらです!

この日のお昼はゆかちゃん特性の野菜モリモリ弁当でした。ありがたや~~


今はこんな風においしいものが食べられていますが、

この暑さ、異常気象が続くと、私たちの子ども世代はおいしいごはんが食べられるのかしら‥?と思います。


気候変動は本当に我々の食べるものに大きな影響を及ぼします。

そして、作る農家さんはもっと大変です。


現状、暑さによって、種を播きなおしたり、このように再度苗を植えなおしたり、

また雨が降ればやらなくてよい水やりもしたりしていて、手間が格段に増えています。

とはいえ、植え替えの手間が発生したから、倍の手間がかかったから、と言って、100円のものを200円に値上げします、という話は通じにくいと思います。


この暑さ、気候変動。本当にどうにかしないと、本当に手遅れになる、、、

と思って、小さな活動ではありますが、続けていこうと思ってます。






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