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  • 執筆者の写真HARUNA

冬畑の片付け お手伝いレポート@埼玉県ときがわ町

更新日:2023年4月26日

こんにちは、PETIT FARMERS(プチファーマーズ)のHARUNAです。


LOVE LIFE FARM@埼玉県ときがわ町にて、冬畑の片付けのお手伝いをしてきました。

具体的には・・・

①ひたすらにんじんを引っこ抜く!

②冬畑のマルチをはがしてまっさらな畑にする!

です。


冬、大活躍してくれたにんじんたち。


まだ元気なように見えますが、我々はにんじんの根っこを食べているわけで。

葉が育ってくる=根っこの栄養がどんどん葉っぱにとられていってしまう、

ゆえに、可食部がどんどん固く、パサパサに、スが入り、そして甘みもなくなっていきます。

そろそろ次の季節に向けた畑の準備もあるので、全部引っこ抜いて、土に還していく畑仕事のお手伝いをします。


どんどん引っこ抜き始めましたが、

食べるにはもうあんまりおいしくないかもしれない、とはいえ、

まだ食べられそうにみえます。


土に還すには、ちょっともったいない気がしてしまい・・・

ちょっと確かめてみることに。

どうやって確かめるかというと、かじってみる!笑

周りをハサミでカットして、がぶり。


うん、まだ十分甘いし、みずみずしさもある。

ということで、急遽あべゆかちゃんの干し野菜用に、

&私もちょうどたけのこを近所の方よりいただいたばかりだったので、五目寿司のもとを作るように、

コンテナ2つ分、収穫しました!


スの入っている部分もありましたが、おいしく使えました!


にんじんを抜き終わったら、冬畑の片付けへ。

いつもBeforeを撮り忘れてしまいますが・・・

右側のほうみたいに、透明マルチが通路にしいてあったので、その片づけをしました。

PETIT FARMERSがお世話になっている農家さんは、自然の循環を大切にする農家さん。

自然環境になるべく負荷をかけない方法で食べ物を育てています。

「自然環境になるべく負荷をかけない方法」の模索が難しい、、、

と農家さんとお話していて、いつも思います。

農薬を使わないので、どうしても雑草との闘いがあります。


雑草を抑制する方法がいくつかあります。私が教えてもらって知っているのは以下の通り。


・雑草の種が落ちる前に刈り取る(具体的には、ボウボウになると手遅れなので、1㎝くらいの小さな目の時に摘む)

・雑草の種を発芽できないようにする(具体的には、マルチで覆って土の温度を上げ、種を焼き切ってしまう)

・物理的に目を出せないようにする(具体的には、ものを載せるとか、マルチで覆うとか)


そのため、マルチで通路を覆うという方法は、雑草対策に結構有効なのです。

が、どうしてもプラスチックのゴミが出る。

とはいえ、草刈りは膨大な手間がかかるので、

色々な畑仕事がある中で、常に草刈りをしているわけにもいかず、

マルチ使用は、色々試して&考えた末の策なのです。


↑私はこのあたりの事情を知らず、最初畑をみたときは、

「自然の循環を大切にする農家さんでもこんなにプラスチックを使うなんて…」

と、正直思ってしまいました。

でも、畑仕事のお手伝いをしながら、いろいろお話しを聞くうちに、

なるほどなるほど、とわかってきました。


「自然の循環を大切にする農業」と一言で言っても説明しきれないし、

有機JASマークがついているから、みんな同じ方法で作っているわけではないし、

農家さんそれぞれの考え方があって、畑の運営の仕方があるなと思ってます。


そして、日々試行錯誤。

より良い農法はないかと探っています。

例えばLOVE LIFE FARMさんでは、生分解マルチを試しています。

生分解マルチはプラスチックだけど、生分解なので、土に還る素材でできています。

でも、価格が通常のプラスチックマルチの5倍くらいしたり、

土に還るがために劣化も早く、何度も使いまわしができなかったりと、

色々課題はあるので、使ってみているそうです。


だから畑に来てほしいし、畑仕事を手伝いながらその農家さんの考え方を聞いて、

手を動かしなら、この作業にはこれだけ手間がかかるんだななるほどと、

体験を通じて、身体で学べる機会になったらいいなと思って、

PETIT FARMERSをやっています。


話がそれましたが・・・笑

マルチの話をしながら、PETIT FARMERSとLOVE LIFE FARMの今後の話をしながら、時に村上春樹の新刊の話をしながら、畑の片付けを終えました。


Afterわかるかな…?


地味なお仕事ですが、、、3人がかりで午前中いっぱいかかる仕事です💦

そしてにんじん畑はもう少し収穫できそうということで、引っこ抜き終わってません(笑)


畑仕事のお手伝いをするとわかりますが、収穫ってやっぱり楽しいんですが、

それまでにめっちゃ時間がかかっていて。

今まで畑仕事のお手伝いに参加しての体感値ですが、収穫までの時間が10だとしたら、

畑の整備・土づくり:4

種まき・育苗:2

お世話:1

収穫:1

片付け:2

くらいな感じです。


LOVE LIFE FARMさんが運営する農家民宿楽屋のサイトに載ってる言葉引用。

これがまさに、だと思ってます。

援農体験はまさに農業を援助してもらうというものです。収穫体験とかではありません。 草を刈り、畝を作り、収穫の終わった畑を片付ける、みたいなことが中心。 でも、それが実は大切なところであり、植物の成長の流れを知ることができるところだと思います。 一日で作業を終えるわけではないので、 部分的なお手伝いになると思いますが、実際に物を作るということは、 そういう時間をかけた行為なのだということ、段階的に物事を進めていくことが体感してもらえると思います。 リアルさに触れることは良い体験だと思います。

PETIT FARMERSもこの考え方に近くて、

サービス精神旺盛な体験ではないし、

超楽しかったー!みたいな体験ではないと思うし、

1回の参加でいろいろわかるものじゃないと思うけど、

食べてるものができる過程とか、

農家さんがどんなことを考えて作っているかとか、

そんなことが、じんわり伝わるといいなと思ってます。


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LOVE LIFE FARMさんでは、GW苗植え祭り!を実施予定です。

詳細はコチラをご覧ください。

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※おまけ

おいしそうにできた五目寿司のもと×4回分。

油揚げは畑の近くにあるときがわ町のわたなべ豆腐さんのを買って帰りました。



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