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  • 執筆者の写真HARUNA

大豆をめぐる色々

更新日:2022年6月20日

大豆オーナー制度を始めました。詳細はコチラのページへ

埼玉県ときがわ町のLOVE LIFE FARMさんが作る青山在来大豆を、播種前に、購買約束で応援しよう!という企画です。


これをやりたいなぁと思ったのは、まずは、LOVE LIFE FARMさんの作る青山在来大豆は、とにかく美味しくて、これに惚れて、これをみんなに食べてほしいなぁと思うから。


でも実は、もう少し複雑です。

なので、なぜやるのか?をまとめておこうと思います。


「大豆の栽培とは、どういうものか?」を自身で体感し、それをオーナーになった方々に伝えつつ、大豆をめぐる色々について、一緒に考えたいと思ったからです。


思っていることをざっくり語ると、、、


・食べ物が資本主義の理論のみに準拠して生産されると、効率化のために大量生産になりがち、Sustainableでなくなりがち。

∟例えば、広い面積で栽培したほうが、農薬散布や大型機械使用の視点から圧倒的に効率的なので、そのための森林伐採が起きている。

∟例えば、効率よく栽培するために遺伝子組み換え(以下、GMと表記)作物が多く栽培されており、GMは農薬とセット使用が前提なので、大地の地力が無くなったり、生物多様性が失われる。

※GMとは:雑草を枯らすために農薬をまきますが、それで育てたい作物まで枯れてしまったら本末転倒なので、作物の遺伝子の一部を組み替えて、特定の農薬をまいても枯れないようにする遺伝子操作です。私なりの簡易説明なので気になる方はご自身でお調べください。そして、GMは身体に悪い!/問題ない!の議論の対立は多くあってそれぞれのエビデンスも出てますが、この点に関しては個々人がどう考えるかに任せておくとして、環境への負荷があるという点で、私はGM反対立場に立ってます。


・大豆はその代表格ではなかろうか、と考えている。

∟大豆の自給率は6%(R2年度) ※出展1 p.4

∟日本が輸入している大豆は、米国産が75%を占める ※出展1p.23

∟米国産大豆の94%はGM ※出展1 p.19

→ということは、単純計算ですが、私たちが口にする大豆or大豆加工食品のうち66%がGM


・これ以上GM作物の普及に加担したくないから、なるべくNGM(Non-GM)の、国産大豆を応援したい。しかし、なんでこんなに大豆の自給率は少ないのかしら?


・ちなみに国産大豆っていくらかしら?

→11,295円/60㎏(2020年)→188円/1kg ※出展2


・あれ、安くない…?交付金制度があって実際にはもう少し農家さんに払われているのかもですし、交付金制度についてもちゃんと理解してないので、一概には言えませんが、それでも安い気がします。


・実際に、大豆を育てるのは、どのくらい手間のかかることなのかしら?

それに対して、188円/kgというのは、どういう金額感なのかしら?

農家さんの仕事に見合う対価が払われていないがために、自給率が低くなってしまっているのではないかしら?


・今回の企画への出資者の方には、1500円/kgをお約束しましたが、実際のこの価格で見合うものなのかしら?


というわけで、最初に述べた文章に戻りますが、今回の企画を通じて、「大豆の栽培とは、どういうものか?」を自身で体感し、それをオーナーになった方々に伝えつつ、大豆をめぐる色々について、一緒に考えたいと思っています。


参加コースに関係なく、大豆生育レポート(ブログ)を、播種/中耕/収穫/出荷のタイミングを目途に、お届けする予定です。


企画へのご参加、お待ちしております。


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