田植えの準備@埼玉県鴻巣市(味噌作り関連)【お手伝いレポート】
- HARUNA
- 5月30日
- 読了時間: 4分
更新日:6月16日
こんにちは、PETIT FARMERS(プチファーマーズ)のHARUNAです。
田植えの準備@埼玉県鴻巣市(味噌作り関連)・ガバレ農場さん
に参加してきました。
GW前に種まきをして、無事に苗まで育ちました✨

田植えのお手伝いに伺う予定でしたが、連日の雨・・・
「田植えはできないけど、田植えの準備ならあるけど来る?」と農家さんから連絡があったので行ってみました。
田植えの準備とは、田植えをする予定の田んぼに、苗箱を運ぶという作業。
田んぼに水を張って育てていた苗箱を、はがし(根っこが少し地面にも伸びているので、はがす感覚)、

運び、

田植えをする予定の田んぼに置く。

離れた田んぼもあるので、軽トラに苗箱を積み込み、


田んぼに降ろします。

これはもうお手伝いしないと、わからない感覚!
ものっすごく大変です。
田んぼでライザップ。
まず、苗箱が重いんです。
苗も育っているし、水もたっぷり含んでいるので、1枚10キロ弱あると思います。
それを550枚。各田んぼに運びます。
おそろしい肉体労働。
しかも、田んぼの中がトロトロで、足をとられます。
足を引き抜くのに、相当な力が必要で、それを苗箱を持ってやるので、ものすごい負荷です。
「畑用の長靴だと脱げちゃうから、こっちをはいて」とゴム製の靴下のようなものを渡されて、
履き替えて田んぼに入ったのですが、なるほど。これは長靴は脱げますね。
水圧?とトロトロの土が吸盤のように吸い付いてくる感覚です。

世の中の筋トレしてる人たち、全員田んぼに集合!
バーベル持ち上げてる場合じゃない、苗箱持ち上げよう!って思いました。
ちなみに田植えの準備に他にどんなことがあるのかもきいてきました。
まず、ミネラル補給のために、牡蠣殻石灰を田んぼにまきます。
田植えの10日前くらいにシロかきをします。
3-4日すると草が生えてくるので、もう一度シロかきをして、雑草を埋めます。

有機の田んぼは、なるべく田んぼの水位を高く保ったほうが良いとされています。
というのも、土が水から出てしまうと、雑草が生えやすいからです。
ただ、田植えの時に水位が高すぎると
・苗が水から頭を出せない
・まっすぐ植えるためのガイドラインとなる線が見えにくい
ので、田植えのタイミングだけ水位が少し低くなるように、調整します。
まっすぐ植えるのは、その後の除草作業で機械で田んぼに入るときのためです。
田植え後も水位の調整はとても重要だそうで、実際に水の調整する場所も見せていただきました。

タイマーがついているので、何時間後にとまるように水を出す、などの設定ができます。
この田んぼは井戸水を使っているとのことで、掘れば水の湧く、日本だからこその稲作だよなぁとあらためて実感しました。
苗箱を持っていった田んぼで働いていたのは、合鴨ロボット!
田植え前から、田んぼの中を縦横無尽に動いています。
アプリで操作可能だそうです。
この合鴨ロボットが動くことで水が濁ります。
写真も水が濁っているのがわかりますか?

水が濁ることで、太陽の光が土の中まで届かず、雑草が生えにくいという仕組みです。
この仕組みで言えば、カブトエビ、ホウネンエビ、ミジンコなど小さな生き物がたくさんいる田んぼは、その生物たちの動きによって常に田んぼが濁っている状態だと、雑草は生えにくくなります。
有機の田んぼの希望ですねー。
ガバレ農場さんでは、合鴨ロボットと、ホンモノの合鴨の両方を農法に取り入れています。
合鴨ちゃんたちの水浴びの場面も見ることができました。

田んぼに放つために、100羽ほど、飼育しています。
今日は16度。この外気温は、ヒナたちにとって寒すぎです。
まだヒナの時期なので、本来ならばお母さんに包まれて暖をとります。
普段はこたつの設置された暖かい飼育スペースにいるのですが、水に慣れさせないと、いざ田んぼに放った時におぼれ死ぬ子が続出するので、1日1回、田んぼの水に浸けているそうです。
次は、近日中の晴れの日に、田植えのお手伝いに行ってきます!
以上、田植えの準備@埼玉県鴻巣市(味噌作り関連)・ガバレ農場さんのお手伝いレポートでした。
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