大豆の収穫・埼玉で始める農ある暮らし講座第3回【開催レポート】
- HARUNA

- 11月29日
- 読了時間: 5分
こんにちは、PETIT FARMERS(プチファーマーズ)のHARUNAです。
今年は縁あって、移住や地域活性関連の情報発信WEB運営や&雑誌を刊行されているTURNSさんの企画「埼玉で始める 農ある暮らし」の現地コーディネーターとして関わらせていただいてます。
全4回の現地講座を通じて、
埼玉で「農ある暮らし」を実践する方々にお会いしたり、
実際に農作業をしたり、食体験をしたりしながら、
自分はどんな農ある暮らしができるかな?を考える、という企画です。
詳細は、TURNSさんのWEBサイトにて↓

2025年11月29日(土)に、第3回目が開催されました!
その記録レポートです。
埼玉で始める農ある暮らし講座第3回【開催レポート】
農ある暮らし講座第3回の注力ポイントは3つ。
①本格的な農作業(大豆の収穫)に参加しよう!
②農業の大変さと楽しさ、難しさも含めて、農業の魅力を体感しよう!
③理想から一歩踏み込んで、農ある暮らしを叶えたい理由を考えよう!
まずは、今年の大豆の生育状況について、金子さんから説明していただきました。

ここに広がる4枚の畑が、本日収穫する大豆畑です。

実は、順調に育っていた、と思っていた大豆が、ほぼ全滅に近い・・・ということがつい数週間前に発覚しました。

青々と葉っぱが茂って、今年は良さそうだ!
と思っていたのですが、いつまでたっても葉っぱが枯れないので、おかしいな、と思ってよーーーくみてみると・・・
実が、ついていない!?
実が入っていても、小さい!?
という事態が発覚。
農林振興センターなど専門家の方にも畑を見ていただいたりして、おそらくカメムシの害だろう、ということでした。
大豆が実をつけるタイミングで、カメムシがまだ固くなっていない実(ミルクの状態の実)をちゅーちゅーと吸っていくのだそうです。
そうすると、実がつかない。
そして、実にいくはずだったエネルギーの行き場が無く、「よし、じゃあ成長しよう!」ということで、葉を青々と茂らせるのだそうです。
悲しんでもいられません。
ほぼ全滅とはいっても、1粒でも2粒でも多く収穫して、来年の種用の大豆くらいは残さないといけません。

というわけで、みなさん、収穫がんばりましょうー!
まずは金子さんから、収穫方法や鎌の使い方等について、説明をうけます。

さっそくやってみましょう!

この時は、まだ元気!笑


意外と鎌の使い方が難しくて、扱い方のコツを再度教えていただきます。

午前中、4枚中2枚の畑の収穫が完了しました!
お昼は、Lagom Cafe のお弁当♪

サラダに入っていたじゃがいもとさつまいも以外は、ALL金子さん野菜!ということで、金子さんのカラフル冬野菜のたくさん入った鮮やかなお弁当を作っていただきました。

お昼を食べながら、私から、青山在来大豆についての解説をさせていただきました。

大きく分けると、「在来種」「品種改良種」があり、青山在来大豆は「在来種」にあたること。
「在来種」「品種改良種」のそれぞれ特徴があって、一長一短。
経済的合理性や生産性を追求すると「品種改良種」が良いけれど、おいしい/特徴的な味があるという点では「在来種」がよいこと。
「在来種」は種を買ってこられるわけではないので、毎年種継をし続ける必要があること。
今日参加者のみなさんにやっていただく作業は、種を後世に残していくという意味でも大事な作業ですというのが伝わると良いなと思って、お話ししました。

さて、ご飯を食べ終わると一気に腰が重くなるのですが、、、
あと2枚半、畑が残っています。
午前中終わった畑より広く、果たして収穫しきれるのでしょうか?!

なんと、後半のほうがペースがあがる、という奇跡がおこり、無事、4枚の畑をすべて刈り取ることができました!
この達成感たるや!!
全部刈り取って爽やかな笑顔のみなさんとパチリ!
良い写真すぎて震える!笑

薬師堂に戻って、15時のおやつタイム!
金子さんの畑の援農仲間、武藤さんがパウンドケーキを焼いてくださいました。
はんぶんこという屋号で、委託販売を始めるとのことです。

パウンドケーキは3種類(柿、キウイ、人参)。
粉はもちろん、金子さんの農林61号です。
このおやつのずっしり感といったら!すごいです。
腹持ちも最高。
畑仕事のお供にふさわしいおやつだなと思います。

おやつを食べながら、今日の感想シェア。
「みんなと一緒にやると楽しい!」
「良い仲間に出会えて感謝」
「達成感と、心地よい疲労感」
など、素敵な感想をたくさんいただきました。
収穫作業を一人でやろうとすると、絶望的に大変ですが、みんなでやると、おしゃべりしながら楽しくできるので、やっぱり農作業はコミュニティが大事だなぁと実感しました。
昔の人は地域でやってたけど、今は地域をこえたコミュニティもあってよいし、たとえばですが「農ある暮らし」のようなテーマでゆるゆるつながって、時々現地で会う、みたいなゆる~い援農コミュニティは、コツコツつくっていけると良いなと思ったのでした。
さて、本日の収穫作業。
うまくいけば300kgの収穫がみこめた畑の面積ではありますが、果たして結果やいかに?!
この後、乾燥、脱粒、選粒という作業をへて、明らかになります。
以上、埼玉で始める農ある暮らし講座第3回【開催レポート】でした。
次回は、2026年2月1日(日)、北本市にて開催予定です。




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