こんにちは、PETIT-FARMERS(プチファーマーズ)のHARUNAです。
2023年12月2日(土)、LOVE LIFE FARMさん@埼玉県ときがわ町にて、青山在来大豆の収穫のお手伝いを実施しました!
●今年は大豆にとっては大変な気候でした
今年は猛暑&少雨の影響で、本当に大豆栽培が難しかったと、各農家さんから聞きました。
まず、種を播いても発芽しない!
何度まきなおしても発芽しない!ということが起きました。
まいたあとに一雨くると発芽しやすいのですが、一雨どころか、一滴も降らない。
そして暑すぎて発芽しない。
仮に発芽して育っても、花がつかない。
仮に花がついたとしても、暑すぎて焼き切れて落ちてしまう。
仮にサヤまでできたとしても、実が入らないで中身のないサヤがたくさん。
こんなことが埼玉県内各地で起きていました。
(ちょうど埼玉県の在来大豆のイベント企画のために、埼玉県内の大豆を育てる農家さんとたくさんお話しする機会があり、聞きました)
こんな大豆にとって過酷な気候にも関わらず、LOVE LIFE FARMさんの青山在来大豆はよく最後まで実りました👏
生育過程を、結構ちゃんとブログにまとめてきたので、お時間あればお読みください。
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が、7月14日にシカが食べにきて次の日に仲間も連れてきて食い尽くし全滅、7月15日に種をまきなおしました。 7月20日に種のまきなおしとシカ対策をして今回こそは!!
青山在来大豆は2枚の畑を使って育てていただいていますが、8月11日時点では、シカが食い尽くしたほうの畑はまだ成長が追い付かず・・・順調なほうの畑は順調で、2回目の中耕(除草&土寄せ)作業を行いました。
そして9月28日、まさかのシカに食い尽くされたほうの畑のほうが実付きが良い?!すごい追い上げです!
10月21日に枝豆×ビールイベントも実施し、あとは青々とした枝豆がどんどん乾燥し、茶色い大豆っぽくなるのを見守るのみ。
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11月11日に味噌教室を実施した際にはまだ青々と枝豆状態でしたが、
11月後半に気温が一気に下がって、北風も吹いたので、収穫当日にはカラッカラに乾いた状態になりました。
●大豆の収穫タイミングって、意外と難しいんです
収穫しどきがまた難しくて、乾燥しきらないと収穫できないし、
乾燥しすぎると、サヤがねじれて実が落ちてしまうんですよね。
せっかく実ったのにもったいない・・・
といういわけで、収穫時期を見極める必要もあり、最後まで気が抜けません。
●いざ、収穫開始!
総勢13名!
プラスかわい子ちゃんたち2名にお集まりいただき、収穫開始です!
まずは収穫方法の説明から。
カマを使うので、気を付けてくださいね!
青山在来大豆の茎は結構立派です。太いです。結構大変です。
とりあえずやってみましょう!
最初はおっかなびっくりですが、手慣れてくるとサクサクすすみます。
刈り取った大豆はコンテナ袋に入れて、運びます。
こんな山積み状態で何往復もしました!
畑のはずれに置いてある脱粒機で、脱粒班ががんばります。
脱粒機はサヤから大豆を取り出してくれる機械です。
これが大豆を取り出した後の、サヤの残骸。
カラになったサヤと落ちている大豆を拾って、こうやって大豆は入ってたんだと、検証する3歳の息子。
伝わったかな。伝わってるといいな。
3時間ほどかかり、2枚の畑を刈り取り終わりましたー!
昨年に引き続きご参加いただいた方は、大豆畑が2枚あることをご存じでしたが、
他の方々は知らず・・・
1枚目の畑が終わった時に、終わったー!!!という解放感に浸っているタイミングで、
2枚目があることを知り・・・がくっと疲れたと思います笑
本当におつかれさまでした!!
LOVE LIFE FARMさんの運営する農家民宿 楽屋に移動して、おまちかねの昼食タイムです!
いつものごとく撮り忘れて食べかけですが笑、メニューは
・干し野菜を使った炊き込みご飯
・干し野菜の酢の物
・季節野菜のサラダ
・季節のごろごろ根菜たっぷりの豚汁
でした~!
カラフルな根菜の美しくおいしい季節です。
この干し野菜は、出荷できなかったB品のお野菜をパートナーのあべゆかちゃん干したもの。
B品というか・・・特A品という感じです。
出荷には各野菜ごとに100g-300gなどの大きさの規格があって、
大きくなりすぎても出荷できないんですよね。
なので、だいたいは大きくなりすぎた立派なお野菜や、二股に分かれてしまった根菜などを干しています。
干すと野菜のうまみがぎゅっと詰まって、濃縮されて、おいしいのです✨
つかれた身体に染みわたりました~~!
速報値で、たぶん100kgの収量とのこと。
脱粒はしたものの、まだ大豆以外のものが混ざっている状態なので、ここから選粒作業が必要です。
そのため、味噌キットとしてみなさまのお手元に届けるのは1月中旬になります。
お昼ごはんの時にも話題にあがりましたが、日本の大豆の平均出荷価格は188円/kgです。
今日の収量100kgで18,800円…!
え?見間違いでしょうか…?
今回の大豆は農薬/化学肥料不使用でかつ在来大豆ということでこの価格では出荷していませんが、
機械を使って大規模にやったとしても、恐ろしいほど安い金額です。
輸入大豆はもっと安いわけです。
我々の活動の源となる食べ物を作ってくれている農家さんに、もっとちゃんとお金が還元されるのがまっとうだよなぁ~と思ってます。
-------------------- <参加者の感想>
・明日筋肉痛になる箇所がわかります(笑)。思った以上に疲れましたが、すがすがしい疲れです。
・食べ物を簡単に食べられないというか・・・もっと感謝して食べたいと思いました。
・大豆の収穫の時期がくると、今年ももうこの時期か、と思います。お天気も良くてすがすがしい気分になれる大豆収穫、季節行事として参加したいなと思いますし、今年も味噌を仕込みたいと思います!
・大豆の枝が思ったより硬くて、手作業で刈り取ることの大変さを知った。
・農業には色々な機器が必要で、お金がかかる。一方でなかなか農作物の一般的な価格で収入を得ようとすると厳しいなと思った。
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